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環境エネルギーと原子力を学ぶ学生による原子力Q&A
nucqa.exblog.jp
使用済み核燃料貯蔵プールにおける再臨界の危険性は考えられますか?
【ご質問】

4号機の使用済み核燃料プールの水が沸騰,蒸発して全て失われているのではないか,との推測がテレビ等で報じられていますが,仮にそれが事実の場合,このまま冷却されずに事態が推移すると,溶融した使用済み核燃料が再臨界を起こす,という危険性は考えられるのでしょうか.

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【回答】

燃料が溶融した場合には,使用済み核燃料に含まれる核種(元素の種類)や燃料の溶融状況次第では,再臨界の可能性も否定はできないかもしれません.ただし,実際に含まれている物質の量などが不明瞭であるため,私達にはその可能性を正確に見積もることはできません.
東京電力からは16日午前中に,4号機で保管中の使用済核燃料について「再臨界の可能性がゼロではない」という見解が示されています.ただし,これについても評価結果等が示されておらず,状況も変化することがあります.政府や東京電力,保安院の発表を確認してください.

原子力安全・保安院
http://kinkyu.nisa.go.jp/kinkyu/

東京電力(福島第一)
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2010/2010-j.html
by n_i_2011 | 2011-03-16 22:49 | 原子炉の状況やその安全性
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